People02社員紹介

大学では動物医療を専攻しており、就職も当初はその道に進む予定でした。しかし、給与面への不安や実習を経験してみて、少し進路を考え直すことに。当時、5年ほどビルメンテナンスのアルバイトをしていたことから、ビルメンテナンス業界への就職を検討することにしました。そこでアルバイト先の専務の方に相談したところ、「東京美装興業のように、規模感があって安定している会社はどうか」とすすめられたのです。いざ選考に参加してみると、最終面接では社長を含め役員が勢ぞろいだったため、とても緊張したことを覚えています。最終的には無事に内定をいただくことができ、縁あって入社することができました。

現在は営業担当として、各施設に駐在している設備スタッフや統括責任者と連携しながら、定期点検が年間スケジュールに則って実施されているかを確認。必要に応じて、テナントで入っている企業に点検協力の依頼をするなど、現地の業務がスムーズにできるよう進捗管理を行っています。また、ビルのオーナー様に対して、建物の美観の維持・向上や各種設備の保全のための修繕作業などを提案することも重要な業務。修繕・保全に関わる社内部署や外部の会社に協力してもらいながら、見積や提案書を作成しています。さらに、現地スタッフの勤怠管理や採用活動も行うなど、各種管理と営業活動が主な業務内容です。

お客様と信頼関係を構築できることは、この仕事の醍醐味だと思います。時にはプライベートでも交流するほど、深い間柄になることも。とはいえ、仕事は仕事として、きちんと誠意を持って対応しています。その結果、喜んでいただき、さらに信頼してもらう。そんなことを繰り返して、多くのお客様と仲良くなれることが、やりがいだと思います。
ビルメンテナンスの仕事は様々な知識が求められるため、知識や経験が乏しいと感じることが多々あります。現在担当している施設では、工事が多くありますが、協力会社から見積をもらっても何が書かれているのかわからず、建築部と協力して進めています。見積や提案書を作成するにおいて、想像以上に時間と労力がかかることは苦労を感じます。

入社3年目に九州で、大型商業施設を担当していた時のこと。警備スタッフに向けたお客様の誘導マニュアルを制作したことは、ひとつのチャレンジでした。マニュアル作成までの経緯としては、イベントなどで混雑した際に、トイレに並ぶ列が店舗の前まで伸びることがあり、オーナー様から依頼を受けたのです。実際に自分も誘導を行い、どこにテープパーテーションを引くべきか、どんな声がけをすべきかを把握した上で、資料を作成し提出しました。ところが、「今日来た人でもわかるように」と修正を依頼されてしまいます。その後、来客で混雑する度に検証を重ね、資料を精査。1ヶ月半をかけて完成させることができました。大変でしたが、資料づくりにおけるノウハウを得られた出来事です。